毎月の電気代の高さに驚きますよね?
我が家も電気代が高騰しています。(九州地方在住)
それでも、他の家庭と比較すると圧倒的に電気代は安いです。

電気代が安い理由は、太陽光パネルを搭載しているからです。
太陽光パネルで発電した電気を家庭内で使用しているため、電力会社から電気を購入する量が少なくて済みます。
つまり、太陽が出ていない時間帯のみ電気代がかかるということです。
しかし、太陽光パネルについては
「結局元は取れないんでしょう?」
「設置費用が高くつくだけ」
このような意見もあります。
今回の記事では
太陽光パネル設置5年間の実績について
公開します。
結論から言うと
- 太陽光パネル設置20年間で黒字の見込み
- 一条工務店のシミュレーションより20%以上多く発電
となりました。
これから太陽光パネルを設置しようか悩んでいる人の参考になれば幸いです。
我が家の積載量は9.87kWh
我が家の太陽光発電の基本情報は以下のとおりです。
- 積載量・・・・9.87kW
- 売電方式・・・余剰電力買取
- 期間・・・・・10年
- 単価・・・・・33円/kWh(税込み) ※2016年契約
- 所在地・・・・九州北部地方
- 屋根の方向・・南西
- 設置費用・・・316万2,298円(うち金利21万2,926円)
一条工務店夢発電を利用して設置しました。
夢発電とは、毎月の売電利益でパネルの費用を支払うシステムです。
余剰電力買取にした理由は
- 自然エネルギーを使った生活がしたい
- 電気代が高騰した場合の備え
です。
今まさに電気代が高騰していますが、太陽光パネルのおかげで影響が最小限で済んでいます。
太陽光パネル設置5年間の実績は黒字
発電量は予想以上
太陽光パネル設置5年間の実績を公開します。
年 度 | 年間発電量(kWh) | 年間売電額(円) |
2017 | 11,666 | 339,834 |
2018 | 12,368 | 346,764 |
2019 | 11,860 | 325,842 |
2020 | 12,066 | 346,104 |
2021 | 12,010 | 323,268 |
合計 | 59,970 | 1,681,812 |
年間平均1万1,994kWhを発電しています。
5年程度では経年劣化の影響はありません。
一条工務店さんからいただいたシミュレーションは年間9,697kWhですので、20%上回る結果となっています。

太陽光発電総合情報によると、我が家の年間平均発電量11,994kWhは平均エリアを超えていますね。
容量あたりの太陽光発電の年間発電量早見表
容量 年間発電量 高発電量エリア 平均エリア 低発電量エリア 9.8kW 12448kWh/年 11589kWh/年 10731kWh/年 9.9kW 12575kWh/年 11708kWh/年 10841kWh/年 引用:太陽光発電総合情報
純粋な利益は年間6万円
年間の太陽光パネルのローン返済額は31万6,236円(月あたり2万6,353円)です。
年間売電額は33万6,362円ですので、約2万円の利益です。
年間2万円の利益は少ないのでは?
メンテナンス費用を考えたら完全に赤字では?
我が家は余剰買取なので、発電分を自己消費しています。
つまり、自己消費によって、本来払うはずだった電気代を加えた分が本当の利益です。
売電額 +自己消費額 − ローン返済額 = 本当の利益
年 度 | 自己消費分(円) |
2017 | 32,742 |
2018 | 40,603 |
2019 | 42,797 |
2020 | 44,158 |
2021 | 47,501 |
合計 | 207,801 |
毎月の自己消費電力は太陽光モニタリングシステムで確認できます。
金額は27円/kWhで計算しています。
電気代高騰前の水準です。
上記の計算式に当てはめると
1,681,812, - 316,236×5年 + 207,801
= 308,433円
30万8,433円の黒字です。年間約6万円。
仮に10年目まで同様の発電結果と考えると、60万円の利益になります。
11年目以降は売電額が11円/kWh(一条でんきの場合)で現在の3分の1となりますが、ローンの返済は無くなります。
年間売電額約10万円+自己消費分約4万円で年間14万円の利益。
……と考えたいところですが経年劣化を考慮し、10年で110万円。(ざっくり20%減)
20年間で約170万円の黒字になりますね。
パワコンの交換費用を考慮していませんが、仮に100万円かかるとしても黒字です。
さらに電気代が高騰すると、黒字も増える計算になります。
まとめ
太陽光パネル設置5年間の実績では約30万円の黒字という結果になりました。
今後は天候次第でもありますが、赤字になる確率は極めて低いと考えます。
また冒頭でも触れましたが
- 電気代の高騰に対してリスクヘッジできること
- 蓄電池の普及によって災害対策や電気自動車にも活用できること
といったメリットがあり、設置して良かったと思っています。
台風や災害、その他諸々の理由でパネルが壊れたらどうする?と思う人がいるかもしれません。
その場合は、10年未満であれば保証期間中ですし、災害等で壊れた場合は、保険の対象になるので問題ないかと思います。(保障内容はそれぞれで確認してください。)
10年以降であれば、すでに元は取れていますのでただのカッコいい頑丈な屋根とおもえばいいですね。
東京都については、2025年4月から新築戸建の太陽光パネル設置義務化の検討を行っていますので、ますます一条工務店の太陽光発電は普及していきそうです。
以上、我が家の太陽光パネル設置5年間の実績でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。