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注文住宅の費用

新築で予算オーバーしたけど削るところは?300万円効果のあること7選

新築住宅で予算オーバーしたときに削るところ7選

「見積りもらったけど、予算オーバーしてる…」

新築で家を建てるなら、理想の住まいにしたいですよね。

  • 広く快適なリビング
  • オープンキッチン
  • 開放的なバルコニー
  • 大量の洋服を収納できるウォークインクローゼット…

理想の家づくりには欠かせない魅力的な設備がたくさんあります。

私も経験しましたが、理想の家を実現するために憧れの設備をたくさん取り入れると予算オーバーしてしまうことは、よくあることです。

もちろん、予算を気にせず自由に家を建てることができれば最高ですが、現実的には無理ですよね。

しかし、理想の住まいの満足度を損なわずに、新築のコストを300万円以上削減する方法があるとしたら・・・?

この記事でわかること
  1. 新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところ7選
  2. 逆に予算を削らない方がいいところ

この記事では、予算を削りながらも、理想の住まいを実現するためのヒントを紹介しています。

ぜひ、これらのアイデアを参考にして、あなたの理想の住まいを実現してください。

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新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところ7選

※クリックで各章に飛びます。

新築予算オーバー削るところ①延べ床面積を小さくする

新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところの1つ目は「延べ床面積を小さくする」です。

たった1坪(約3.3㎡)減らすだけでも、数十万円減らせるので効果的。

ちなみに我が家の例でいうと

坪単価=約62万円

ですので、減らした床面積がそのまま削減額になります。

ただ、「これ以上家を狭くしたくない」、「削るところなんてない」と思われている方もいるでしょう。

✅私が実践した(実践すればよかった)延べ床面積を減らす方法

  1. 寝室は最低限の広さにする
  2. バルコニーをなくす
  3. 浴室は1.25坪ではなく1坪にする
  4. トイレは一つにする
  5. ローテーブルをなくしてリビングを狭くする
  6. 和室を作らない
  7. 廊下をなくす

上記を参考にして、不要なスペースを削っていきましょう。

もちろん、自分がこだわりたいところは削らなくてOK。

私は書斎だけは絶対に削らないと心に誓って家づくりをしました。

また、家族の人数によっても家の広さは変わります。

国土交通省によると、「豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準」は

 単身者 55 ㎡

 2人以上の世帯 25 ㎡×世帯人数+25 ㎡

引用:国土交通省

つまり4人世帯であれば、125㎡(約37.8坪)ということになります。

この広さを参考にして、延べ床面積を検討してみても良いでしょう。

注文住宅で100万円削減可能な方法はこちら>>

新築予算オーバー削るところ②間取りを見直す

新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところの2つ目は「間取りを見直す」です。

部屋の数が増えるほど、ドアや壁が増えるため、建設コストも増加します。

間取りを見直す一例として、以下が挙げられます。

  1. 子供部屋は子供が成長してから、間仕切りを設置する
  2. 和室をつくらない
  3. 書斎はデスクと本棚が置ける最小限のスペースにする

我が家の子供部屋は約9畳の広さですが、将来的に間仕切りを設置できるようにしています。

将来的に、子どもたちが成長し必要になった時に設置する予定です。(もちろんそのままでも良いですが…)

その場合は4.5畳と少し狭めですが、デスクとベッドが置けるスペースはありますので、十分な広さと考えています。

また、我が家の書斎は2畳です。

デスクと本棚を置いたらほとんどスペースは残りませんが、それだけで十分です。

✅我が家の書斎の特徴

  1. 2畳程度のスペース(175cm×175cm)
  2. 寝室に併設
  3. ドア・窓は無し

予算オーバーで書斎をあきらめてしまった方も、このくらいであれば作れかるもしれませんよ。

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新築予算オーバー削るところ③設備はハウスメーカーの標準品を選択する

新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところの3つ目は「設備はハウスメーカーの標準品を選択する」です。

住宅設備にはさまざまなメーカーがありますが、ハウスメーカーの標準品を選ぶことで、カスタマイズに伴う追加コストを回避し、予算を抑えることができます。

一般的に、ハウスメーカーの標準品は大量生産によるコスト削減が反映されており、オプション設備よりも経済的です。

もちろん、こだわりたい箇所や本当に必要な設備がある場合は、オプション設備を選択することも選択肢の一つ。

✅オプション設備を選択する際の注意点

  1. 本当に必要なものか検討する
  2. 実物を見てみる
  3. 追加費用を確認する

我が家の住宅設備は基本的に標準品を選択していますが、唯一こだわったのが「トイレ」です。

我が家のトイレは1つしかなく、衛生面や快適性、節水機能などのランニングコストを検討した結果、TOTOの「ネオレスト」を採用しました。

✅ネオレストの特徴

  • タンクレスなので見た目がスタイリッシュ
  • 省スペースで奥行を広く使える
  • 瞬間暖房便座で電気代が安い
  • 節水式でエコ(20年前と比べて使用水量が半分)
  • ノズルきれいでウォシュレットが清潔
  • きれい除菌水で掃除の回数が減少
  • 継ぎ目がなく汚れが付きにくい構造

追加費用は約14万円と安くはありませんが、今でも採用して良かったと満足しています。

オプション選びで迷っているあなた!とりあえずこちらの記事をご覧ください。

注文住宅で良かったオプション・設備7選!平屋を建てた私の感想 「注文住宅のオプションって、何を選べばいいの?」 「オススメのオプションを教えて!」 この記事は注文住宅でオプシ...

新築予算オーバー削るところ④設備は型落ちを選択する

新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところの4つ目は「設備は型落ちを選択する」です。

最新の設備は魅力的ですよね。

特にモデルハウスに展示されている設備は、最新のものが多いので、採用したくなる気持ちはよく理解できます。

しかし、ほとんどの設備は10年経てば、買い替えや修理が必要になります。

そのため、設備は型落ち品を選択することで、コストダウンを実現し、その分を建物本体に費用を充てる方が、コストパフォーマンスが向上します。

新築予算オーバー削るところ⑤後付けできるものは見直す

新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところの5つ目は「後付けできるものは見直す」です。

入居時に必要のないものや、あとで自分で注文した方がコストが抑えられるものもあります。

例えば、カーテンやエアコン、ウッドデッキです。

「カーテンがないと、外から室内が丸見えになってしまうのではないか?」

そう思われる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

我が家では「ハニカムシェード」を採用していますので、室内が丸見えになることはありません。

営業マンの話では、ハニカムシェード+カーテンを採用している家庭も多いようですが、実際に住んでみてカーテンは必要ないと感じました。

エアコンも、最初からすべての部屋に設置する必要はありません。

✅エアコン設置個所

  1. リビング
  2. 寝室
  3. 子供部屋①

✅エアコン未設置(後付け可能)

  1. 和室
  2. 子供部屋②

リビング、寝室、子供部屋①にはエアコンを設置しましたが、和室や子供部屋②は現在未設置です。

和室はリビングと続いており、子供部屋②は子供部屋①と一続きの空間です(間仕切りがありません)。

子供部屋②は将来的に、部屋を仕切ったときにエアコンを設置すればいいかなと考えています。

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新築予算オーバー削るところ⑥外構費用は相見積もりを取る

我が家の駐車場

新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところの6つ目は「外構費用は相見積もりを取る」です。

1社だけに外構工事を頼んでしまうと、それが適正価格なのかどうか判断がつきません。

外構工事では同じようなメーカーの商品を扱うことが多く、施工業者による違いがあまりないため、価格のみでの比較がしやすいです。

しかし、ハウスメーカーの場合は、それぞれの特徴や強みがあり、価格だけでの比較が難しいですよね。

さらに、外構工事をお願いする際は、ハウスメーカーを通さない方が良いです。

ハウスメーカーを介すと中間マージンが加わり、価格が高くなってしまうから。

価格を抑えるためには、自分で専門業者に相見積もりを取ることをオススメします。

また、「オープン外構」を選ぶと効果的にコストカットできます。

✅オープン外構とは…

塀やフェンスを設置して敷地内を囲う構造のことを“クローズド外構”、反対にそれらを設置しない外構を“オープン外構”と言います。

引用:ホームズホームページ

目隠しとなるブロック塀やフェンスを設置すると高額になってしまうため、オープン外構にすることで大幅に予算を下げることができます。

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新築予算オーバー削るところ⑦トイレは1か所にする

注文住宅上位モデルのトイレ画像

新築注文住宅が予算オーバーしたときに削るところの7つ目は「トイレは1か所にする」です。

2階建ての場合、1階と2階にそれぞれトイレを設置しているケースが一般的です。

しかし、本当に2か所必要ですか?

2階にトイレを設置すると、設置分の面積分(約0.5坪)の費用とトイレ本体の費用、吸水や排水管の設置費用がかかります。

金額にして数十万円から百万円程度の追加費用が発生。

我が家は4人家族で、トイレは1か所ですが、特に支障はありません。

ご自身のライフスタイルを振り返って、家族の人数が多いなど、どうしても必要であればトイレを2か所にする選択肢もありますが、1か所にすることで数十万円以上の予算が削減できます。

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新築で予算を削らない方が良いところ

これまで新築住宅における予算を削るところを紹介してきましたが、逆に削らない方が良いところをご紹介します。

いくつかありますが、新築の注文住宅に住んでいる経験から、3つのポイントに絞りましたので、参考にしてみてください。

新築で予算を削らない方が良いところ①住宅の性能

削らない方が良いところ1つ目は「住宅の性能」です。

せっかく新築の住宅を購入するなら、快適な生活を送りたいと思うのは当然ですよね。

注文住宅を購入した私の実体験から言えば

住宅の性能は生活の快適さに直結します!

特に重視したいのは断熱性能。

✅高断熱住宅のメリット

  1. 夏が涼しく、冬が暖かいので部屋を広く使える
  2. 光熱費が安くなる
  3. 騒音が軽減され、静かな環境を実現
  4. 入浴事故リスクの軽減
  5. 健康的な生活
  6. 結露が発生しにくくなる

上記の詳細についてはこちらの記事でご紹介しています。

しっかりとした断熱材を採用するのはもちろん重要ですが、窓も忘れてはいけません。

  • 夏に侵入する熱の73%が窓から
  • 冬に暖気の58%が逃げるのは窓から

引用:住宅の省エネルギー基準(早わかりガイド)/(一社)日本健材・住宅設備産業協会

つまり、断熱性能の半分以上が窓にかかっているということです。

予算がオーバーしたからといって断熱性能を削ってしまうと、快適性が損なわれるだけでなく、光熱費が上がるため、ランニングコストがかかってしまいます。

私は業界トップクラスの高断熱住宅に住んでいますが、快適そのもの。

外に雪が積もっているようなときでも、室内は春のような暖かさを実現。

住宅の性能、特に断熱性能は削らないようにしましょう。

住宅の性能を削ってしまうと、せっかくの新築住宅の快適性が損なわれる。

特に断熱性能はケチらない方が吉。

注文住宅の断熱性能を徹底評価!ランキングTOP7と選ぶための注意点注文住宅の断熱性能ランキングTOP7を発表!主要ハウスメーカーの断熱性を徹底比較し、高断熱住宅の実体験に基づくメリット・デメリットも解説。快適で省エネな住まいを選びたい方必見です。...

新築で予算を削らない方が良いところ②セキュリティ面

削らない方が良いところ2つ目は「セキュリティ面」です。

安心して住むためには、セキュリティに関する費用を削るべきではありません。

むしろ、多少の費用をかけるべきです。

「いやいや、今まで空き巣にあったことないから大丈夫。」

そう思っていませんか?

そう思っていた私も新築を購入して数年たったときに、空き巣未遂にあいました。

我が家は防犯窓を採用していたため、未遂に終わりましたが、これが普通の窓だったらと思うと…

警察庁によると、侵入窃盗の認知件数は「一戸建て住宅」が最多で、侵入経路は「窓」が半数を超えています。

引用:警察庁住まいる防犯110番

一戸建て住宅の窓は狙われやすいということですね。

セキュリティの強化は、防犯カメラの設置や窓を防犯ガラスにするなど、方法はさまざま。

以下はセキュリティの強化に有効な例です。

✅セキュリティの例

  • 防犯カメラの設置
  • 窓を防犯ガラスに変更
  • 2重ロックを採用
  • 防犯警報装置の設置

セキュリティ業界大手のALSOKによると、空き巣に有効な防犯対策として以下の点を挙げています。

  1. 家の周辺を常に整理整頓をアピールして在宅中をアピール
  2. 窓や玄関ドアの鍵はワンドア・ツーロック
  3. 外出する際は洗濯物をなるべく外に干さないようにする
  4. 死角を作らず監視カメラを設置する
  5. ホームセキュリティ機器の導入も検討する

引用:ALSOKホームページ

私は空き巣未遂にあったことで、改めて平穏な生活が一番だと感じます。

これから新築住宅を購入するあなたは、セキュリティ面の費用を削らないように心掛けましょう。

侵入犯罪は1日約50件程度発生しており、他人事ではないことを肝に銘じましょう。(私も空き巣未遂にあいました…)
大切な人を守るために、セキュリティ面の費用は削らないよう心掛けましょう!

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新築で予算を削らない方が良いところ③こだわりたいところ

削らない方が良いところ3つ目は「こだわりたいところ」です。

せっかく新築するのに、予算の都合で削ってばかりでは、つまらないですよね。

優先順位を付けて、こだわるところと削るところのメリハリをつけましょう。

参考までに、我が家のこだわりポイントは以下のとおり。

✅我が家のこだわりポイント

  1. 快適性に直結する「断熱性能」
  2. 身体の芯から温まる「床暖房」
  3. 小さくても集中できる「書斎」
  4. 勾配天井を採用した「平屋」

こだわるポイントがわからないという方は、下記の記事を参考にしてみてください。

注文住宅で良かったオプション・設備7選!平屋を建てた私の感想 「注文住宅のオプションって、何を選べばいいの?」 「オススメのオプションを教えて!」 この記事は注文住宅でオプシ...

こだわりたいところは削らない方が◎。

予算に優先順位を付けて、メリハリのある家づくりをしよう。

注文住宅の資金計画を手に入れる方法はこちら>>

新築注文住宅の予算オーバー削るところに関するQ&A

注文住宅の平均予算はどれくらい?

住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」によると

項 目 平均所要額
土地付注文住宅 4,455万円
土地なし注文住宅 3,572万円

となっています。

土地付注文住宅の内訳は

項 目 平均所要額
建設費 3,010万円
土地取得費 1,445万円

です。

ちなみに、頭金の平均所要額は412万円であることから、総費用の1割程度となります。

平均借入額や平均世帯年収については、こちらの記事をご覧ください。

我が家の月々10万円の住宅ローン、借入額を解説
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新築注文住宅の予算オーバー時に、間取りを見直す際に注意すべき点は?

間取りを見直す際には下記の点に注意しましょう。

  1. 使い勝手を重視する
  2. 建物の構造に影響を与えないようにする
  3. 現地の条件を考慮する

①使い勝手を重視する

レイアウトを変更する際に、家族のライフスタイルや将来の変化に合わせて使い勝手を考慮することが重要です。

無理な間取り変更で快適さが損なわれないように心掛けましょう。

②建物の構造に影響を与えないようにする

間取りの変更が建物の構造に大きな影響を与える場合、追加の工事や設計変更が必要になり、コストがかさんでしまうことがあります。

変更が比較的簡単に行えるかを確認しましょう。

③現地の条件を考慮する

土地の形状や周囲の環境に合わせて間取りを調整することで、建物の有効活用が可能になり、無駄を省ける場合があります。

予算オーバーを回避するために、自分でできる工事やDIYの範囲は?

DIYできる工事やDIYの範囲は個人のスキルや経験によって異なりますが、一般的には簡単なペイント作業や小規模な設置作業などが自分で行える範囲と言えます。

電気設備や配管工事などは専門的な知識と技術が必要なため、これらの部分はプロに依頼することをおすすめします。

DIYの際には、安全に注意しつつ工事の範囲を選定することが重要です。

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新築予算オーバー削るところ7選まとめ

まとめ

新築で予算オーバーしたときに削るところ7選をご紹介しました。

※クリックで各章に飛びます。

上記のポイントを削れば、満足度を維持しながらも、予算を300万円以上は削減できるはずです。

今回の記事を参考にして、ぜひ理想の家づくりを進めてみてくださいね。

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