「平屋に憧れるけど、住み心地はどうなのかな?」
「平屋はやめたほうがいいと言われるけど、どうして?」
この記事はそんな疑問をお持ちのあなたに向けて書かれています。
近年、人気が出ている平屋。
国交省によれば、平屋の着工戸数の割合が2010年の6.19%から、2020年には11.20%と倍近くまで伸びています。
✅平屋の着工戸数の割合
- 2010年…6.19%
- 2020年…11.20%
私も2017年に平屋を建てました。
平屋人気が高まる一方で「平屋はやめたほうがいい」という意見があるのも事実。
平屋を建てようと思っても、そんなこと言われたら迷いますよね。
- 平屋はやめたほうがいいと言われる7つの理由
- 住んでいて感じた平屋のメリット
- 平屋が合う人
今回の記事では、実際に平屋に住んでいる筆者の視点から、平屋はやめたほうがいい理由や平屋のメリット、平屋が合う人の条件について解説します。
記事を参考にして、ぜひ素敵な家づくりをスタートしてみてください。
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平屋はやめたほうがいいと言われる7つの理由
✅平屋はやめたほうがいいと言われる理由
※クリックで各章に飛びます。
平屋はやめたほうがいい理由①建築費が割高になる
平屋はやめたほうがいいと言われる理由の1つ目は「建築費が割高になる」です。
平屋は2階建てに比べて、構造上
- 屋根
- 基礎
- 壁
に多くの資材を必要とするため、坪単価で計算するとどうしても割高になってしまいます。
しかし、平屋のメリットも存在します。
階段が不要であるため、施工面積を削減できる点です。
この施工面積の削減は、建築費総額の削減につながります。
✅施工面積減少=建築費総額減少
平屋だから必ずしも建築費が高くなるわけではないので、注意が必要です。
平屋を建てた我が家の建築費の総額を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
平屋はやめたほうがいい理由②広い土地が必要
平屋はやめたほうがいいと言われる理由の2つ目は「広い土地が必要」です。
例えば、延べ床面積が同じ40坪の建物を建てるためには
2階建て…20坪の敷地
平屋…40坪の敷地
が必要です。
上記は住宅部分のみの広さになるので、駐車場や庭、デッキを設置したい方は、より広い土地が必要になってしまいます。
私は自動車4台分の駐車場がある平屋にしたいと考えていました。
その場合、最低でも75坪の土地が必要とハウスメーカーの営業から言われていました。
✅4台分の駐車場を設置する場合
- 2階建て…55坪の土地
- 平屋…75坪の土地
⇒20坪広い土地が必要
同じ条件で2階建てであれば、55坪程度の土地で足りる計算です。
つまり、土地の広さが20坪変わるわけですね。
お住まいの地域によりますが、20坪であれば数百万円変わりますよね。
平屋はやめたほうがいい理由③防犯面・プライバシー面が不安
平屋はやめたほうがいいと言われる理由の3つ目は「防犯面・プライバシー面が不安」です。
平屋は2階部分がなく、すべての部屋が1階部分にあるため、空き巣のターゲットになりやすいと言われています。
その理由として
- 侵入しやすい住宅構造である
- 窓が多い
- 死角が多い
が挙げられます。
寝る時も2階であれば、窓を開けたままにしておくのは抵抗がないかもしれませんが、1階であればそうはいきませんよね。
事実、侵入窃盗の半数以上は「窓」から侵入しています。(引用:警察庁住まいる防犯110番)
しかし、空き巣未遂にあったことのある私の経験から言えば
防犯仕様の窓を採用すれば安心
と言えます。
幸い、我が家は防犯ガラスを採用していたため、空き巣に侵入されることなく、未遂に終わりました。
平屋はやめたほうがいい理由④固定資産税が高くなりやすい
平屋はやめたほうがいいと言われる理由の4つ目は「固定資産税が高くなりやすい」です。
平屋の固定資産税が高くなりやすい理由として
✅平屋の固定資産税が高くなりやすい理由
- 土地の面積が広い
- 建物の基礎部分が多い
ことが挙げられます。
ちなみに我が家の固定資産税は
✅一条工務店平屋の固定資産税(延べ床面積32坪、土地75坪)
1~5年目まで | 6年目以降 | |
家屋 | 11万7,000円 | 17万5,000円 |
土地 | 3万3,000円 | 3万4,000円 |
年間合計 | 15万円 | 20万9,000円 |
※千円未満切り捨て
我が家は「長期優良住宅」に認定されているため、5年間は優遇措置が適用されています。
広さなどは考慮されていませんが、一戸建ての固定資産税の平均額が10~15万円程度と言われています。
しかし、家屋の固定資産税は徐々に減額されますし、新築から10年目までは住宅ローン減税制度がありますので、負担は少なく済むでしょう。
平屋はやめたほうがいい理由⑤高い吹き抜けが作れない
平屋はやめたほうがいいと言われる理由の5つ目は「高い吹き抜けが作れない」です。
平屋は1階部分しかなく2階建てと比較して低くなるので、開放感で人気のある高い吹き抜けを作ることができません。
吹き抜けに憧れるという方は、平屋はやめたほうがいいでしょう。
しかし、平屋であっても勾配天井を作ることはできます。(上記の写真は我が家の勾配天井です。)
2階建ての吹き抜けより開放感は劣ってしまうかもしれませんが、私は十分満足しています。
平屋はやめたほうがいい理由⑥水害発生時に弱い
平屋はやめたほうがいいと言われる理由の6つ目は「水害発生時に弱い」です。
平屋は2階部分がないため、水害が起きたときの危険性は高くなります。
特に川の近くやハザードマップで洪水の危険がある場所は、注意する必要があります。
ちなみに私は土地を探すときに、住んでいる地域のハザードマップを確認して、洪水や土砂災害などの危険がないところを探しました。
また、例えば一条工務店のような水害に強い住宅を建てれば、平屋でも安心でしょう。
✅水害に備えるために
- ハザードマップを確認する
- 水害に強い住宅を建てる
平屋はやめたほうがいい理由⑦外観がかっこ悪い・子供受けが悪い
平屋はやめたほうがいいと言われる理由の7つ目は「外観がかっこ悪い・子供受けが悪い」です。
正直、2階建てに比べると平屋は外観がダサくなりやすいです。
我が家も当初の完成イメージ図を見たときは
「地域の公民館か…?」
と思った記憶があります。(間取りや屋根の形状を変えて、何とか公民館ぽさはなくなったと思っています。)
あとは外壁や外構を工夫して、おしゃれに見せるしかありません。
加えて、子供受けは断然悪いです。
今でも「2階建てが良かった…」と言われる始末。
子どもは高いところが好きですから当然と言えば当然です。
しかし、小さい子どもがいる家庭で室内に階段があるのは、親としては心配ですよね。
子どものことを考えるのであれば、平屋は住宅として最高の形と言えます。
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【平屋は最高な理由】住んでいて感じた平屋のメリット
※クリックで各章に飛びます。
✅平屋のメリット
平屋のメリット①生活動線が効率的
住んでいて感じた平屋のメリット1つ目は「生活動線が効率的」です。
生活動線とは生活時の人の動きを表した線のこと。
通常の2階建てでは寝室や子供部屋、書斎は2階にあるため、動線が長くなる傾向があります。
寝室や自分の部屋に行くためには2階へ上がり、食事や入浴の際には1階に移動する必要があります。
平屋の場合は全ての設備が1階にあるため、階段の昇降がなく、動線が最小限で済みます。
以前、2階建ての実家で生活していた際の経験を挙げると、朝の動線は以下のとおりでした。
✅2階建ての生活動線の例
- 朝起きて階段を下りる
- 朝食を済ませて、階段を上がって着替える
- 再び階段を下りて外出する
- と、思ったら忘れ物をして、また階段を上る
現在の平屋ではリビングから寝室、玄関まで階段がないため、シンプルかつ効率的な生活動線が実現しています。
階段がないため、シンプルで効率的な生活動線。朝の準備も時短になる。
平屋のメリット②事故の危険が減る
住んでいて感じた平屋のメリット2つ目は「事故の危険が減る」です。
平屋には階段がないので、階段から落ちたり、2階から落ちたりすることはなくなります。
特に小さな子供がいる場合、階段での遊びは事故の元となります。
私の息子の話で恐縮ですが、当時1歳くらいで歩き始めたばかりということもあり、階段の上り下りが大好きでした。
外出時であればいいんですが、家の中で子供に階段の上り下りを永遠にされるのは大変。
事故の危険性も高まりますよね。
平屋なら子供も安心して遊べ、高齢になっても階段の心配がないため、バリアフリーで住みやすい環境が整います。
平屋はバリアフリーで子供にも高齢者にも優しい住宅。
平屋のメリット③掃除が楽
住んでいて感じた平屋のメリット3つ目は「掃除が楽」です。
平屋は
- トイレは1つ
- お掃除ロボットが1台ですむ
といったメリットがあります。
トイレは1つですので、1回で掃除がすみます。
お掃除ロボットを利用する場合も、1台ですべてを掃除してくれます。
階段のある2階建ての場合、お掃除ロボットは階段を上ることができないため、追加の購入や手動での掃除が必要となります。
- 掃除がめんどくさくなる
- 掃除をしなくなる
- 部屋が汚くなる
- 余計に掃除をしなくなる
の負のループが出来上がります。
平屋はトイレとフロアが一つなので、掃除が簡単、常に清潔に保たれる。
平屋のメリット④電気代が安くなる・冷暖房が行き届きやすい
住んでいて感じた平屋のメリット4つ目は「電気代が安くなる・冷暖房が行き届きやすい」です。
平屋は1つのフロアにすべての部屋があるため、冷暖房が行き届きやすいです。
私の実家は2階建てですが、夏場は暑すぎて2階に上がることができません。(1階はエアコンを使用しています。)
とはいえ、誰もいないときにエアコンを使うのは抵抗があるでしょう。
平屋であればリビングのエアコン1つだけでも家中快適な涼しさになります。
冷暖房が最小限の仕様で済むため、結果的に電気代が安くなります。
2階建ては屋根が太陽に近いこともあり、熱気がたまりやすいのも暑くなる理由のひとつです。
平屋であったとしても、屋根裏の暑さへの心配がありましたが、我が家は
- 断熱性がしっかりしていること
- 太陽光パネルの採用
により熱気を感じることはありません。
我が家の電気代についてはこちらの記事をご覧ください。
平屋は冷暖房が行き届きやすいため、結果的に電気代を安く済ませることができます。
平屋は冷暖房が行き届きやすいので、エアコンが1つですむ。結果的に電気代が安くなる。
平屋のメリット⑤家が広く感じる
住んでいて感じた平屋のメリット5つ目は「家が広く感じる」です。
1つのフロアにすべての部屋がありますので家が広く感じます。
我が家の延べ床面積は約32坪ですが、もっと広く感じるとよく言われます。
平屋の特長である高さのなさから、圧迫感があるのでは?と心配される方もいるかもしれません。
しかし、勾配天井を採用することで高さを出すことができ、そのため圧迫感はなく、むしろ開放感があります。
階段がないからこそ、無駄のない効率的な間取りにできるため、家が広く感じられます。
平屋は階段がなく効率的な間取りにできるため、家が広く感じる。
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こんな人は平屋が合う人
平屋が合う人①広い土地を持っている
すでに広い土地をお持ちの方は、平屋に合う人と言えるでしょう。
平屋はやめたほうがいい理由②広い土地が必要でご説明したように、平屋を建てるためには広い土地が必要だからです。
✅どのくらいの広さの土地が必要?
75坪の土地の場合は…
- 平屋の建物32坪
- 自動車4台分の駐車場
- 3坪程度の庭
特に地方で駐車場が必要な方は、なおさらですね。
私は条件の合う広い土地を探すだけでも大変でした。
すでに広い土地を持っている方であれば、平屋にしない理由はありません。
平屋が合う人②自宅で疲れたくない人
自宅に帰ってまで、階段の上り下りをしていたら疲れてしまいますよね。
帰宅して、2階に行って、着替えてまた下りて、寝る時にまた上って…
自宅で疲れたくない人も平屋に合う人です。
我が家は平屋ですが、階段を上ることなく帰宅してすぐに着替えられるのでラクチン。
- 帰宅(部屋着に着替える)
- 夕食
- 入浴
- 就寝
上記の流れがスムーズに疲れることなくできます。
階段があったら心理的に(物理的にもですが…)動くのが億劫になってしまいますよね。
平屋であれば、自宅で疲れることはありませんよ。
平屋が合う人③子どもや家族としっかりコミュニケーションをとりたい人
平屋は部屋と部屋との距離が近いため、家族とのコミュニケーションがとりやすくなります。
私の実家は2階建てですが、2階の部屋にこもっていたら、いるかいないかもわからなくなります。(私も親によく言われてました。)
平屋であれば、子どもがどこにいるかわかりやすいですし、顔を合わせやすいですよね。
リビングを通らなければ自室に行けない間取りにしておけば、よりコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
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まとめ
平屋はやめたほうがいい理由7つをご紹介しました。
私は7年以上平屋に住んでいて、【平屋は最高】と日々感じています。
上記の理由に当てはまると思う方も、実際に生活してみると、あまり気にならないと思いますよ。
ぜひ、家づくりの候補として平屋を検討してみてください。
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