注文住宅の断熱性能を徹底評価！ランキングTOP7と選ぶための注意点

と疑問に思ったことはありませんか？

寒さ厳しい冬や暑い夏も快適に過ごせる家があれば、毎日の生活がより快適になります。

住宅の断熱性能は、快適な住環境を実現するために欠かせない要素です。

また、それは光熱費の削減や環境負荷の軽減にもつながります。

本記事では「注文住宅 断熱 ランキング」に焦点を当て、主要ハウスメーカーの断熱性能ランキングTOP7をご紹介します。

さらに、私が実際に高断熱住宅に住んで体感したメリット・デメリットについても詳細に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

理想の注文住宅選びの参考として、快適な住環境を手に入れるヒントをお届けします。

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注文住宅の断熱性能ランキングTOP7【2024年版】

ランキングでは各ハウスメーカーが公表している断熱性能（UA値）を参考にしています。（２０２４年６月現在）

※クリックで各項目に飛びます。
※横にスクロールできます。

UA値	０．２３
シリーズ	笑顔の家
断熱材	グラスウール、ポリスチレンフォーム
参考	公式HP
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堂々の第１位はタマホームの「笑顔の家」。

２５年後の当たり前の基準といわれる、UA値０．２３を実現した笑顔の家は

が特徴の住まいです。

ローコスト住宅であるにも関わらず、UA値０．２３をたたき出すのは驚きですね。

笑顔の家が高断熱である理由として

があり、１年を通して快適な住まいを実現しています。

笑顔の家は高断熱だけでなく

と、安心安全、長く快適にローコストで住めるメリットがあります。

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UA値	０．２５
シリーズ	i-smart
断熱材	ウレタンフォーム
参考	公式HP
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第２位は一条工務店の「i-smart」。

「家は、性能」のキャッチフレーズのとおり、断熱性能もトップクラスの水準です。

主力商品であるi-smartは

グラスウールの２倍の断熱性能を誇る高性能ウレタンフォームを外壁、天井、床に敷き詰めています。

住宅の中で最も熱が逃げやすい窓にも

を採用し、一般的なぺガラスアルミサッシと比べて５倍の断熱性能を実現しています。

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このような性能が認められ、２０２１年度には

を受賞しています。

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第３位はアイフルホーム。

高性能断熱パネル「HQP-W（ハイクオリティパネルーダブル）」の採用によって、高い断熱性能を実現。

ＨＱＰ－Ｗは断熱材に世界最高レベルの断熱性能を誇る「フェノールフォーム」を使用しています。

フェノールフォームは厚さ７０ｍｍで、厚さ１５１ｍｍの高性能グラスウール１０Kと同等の断熱性能を有しています。

タマホームと同様、ローコスト住宅とはいえ、住宅の性能には力を入れていますね。

アイフルホームは省エネルギー性の優れた住宅を選定する表彰制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー２０２１」において、優秀賞を受賞しています。

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第４位はミサワホーム。

ミサワホーム独自の「木質パネル」によって、高い断熱性能を実現。

この木質パネルは工場生産によって断熱材をムラなく充填し、格子状の芯材で仕切りを入れているため、断熱材がずれることがありません。

加えて

にも断熱材を充填しているので、家全体を丸ごと断熱しています。

外気温が５℃の寒い時期に暖房を切った場合でも、７時間で５～６℃程度の下げ幅で抑えられるほどの性能を発揮します。

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UA値	０．３８
シリーズ	標準仕様
断熱材	グラスウール
参考	公式HP

第５位はスウェーデンハウス。

その名のとおり、極寒の北欧スウェーデンで磨き上げられた高い断熱性能を誇っています。

高性能グラスウールを家全体に隙間なく包み込みこむことで、優れた快適性を生み出しています。

スウェーデンハウスの一番の特徴として挙げられるのが

です。

断熱性能UA値に加え、気密性能C値を一棟一棟測定しています。

間取りやグレードによって、大きく異なるUA値を一棟ごとに示されるので、安心ですね。

UA値	０．３９
シリーズ	標準仕様
断熱材	ロックウール
参考	公式HP

第６位は三井ホーム。

断熱材に一般的なグラスウールよりも約１．３倍断熱性が高いロックウールを採用。

耐火性や耐水性にも優れています。

シンプルな構造ながら優れた断熱性能を誇る屋根によって、太陽の熱を遮断することで、室温の上昇を防ぎます。

UA値	０．４６
シリーズ	次世代断熱仕様
断熱材	グラスウール
参考	公式HP
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第７位は住友林業。

３６０°TRIPLE断熱で魔法瓶のように住まいを断熱しているのが特徴です。

冬は暖かく、夏は涼しい３つのポイントとして

があります。

断熱材に使われている住友林業のグラスウールは一般的なグラスウールと比較して、微細で量が多く、密度が高いため、高い断熱性能を実現。

また

といった断熱性以外にも優れた特徴を持っています。

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断熱性能を判断する指標「UA値」と「Q値」とは？

断熱性能とは

です。

指標として「UA値」と「Q値」が使われています。

どちらの指標も住宅から外へ、どれだけ熱が逃げるかを数値化しているもので、低ければ低いほど断熱性能が高いことを示します。

それぞれの違いとして

があります。

換気を考慮している分、Q値の方が参考になりそうですが、２０１３年改正の国土交通省の基準ではUA値が用いられています。

引用：国土交通省ホームページ

お住まいの地域によりますが、国土交通省が策定した２０３０年の省エネ基準ではUA値が０．６以下を最低ライン（ZEH水準）としているので、それを目安にすると良いでしょう。

注文住宅で採用して良かったオプションとは＞＞

注目すべき「UA値」の2つの注意点

公表されている数値はモデルハウスのシミュレーション値であること

ハウスメーカーが公表している数値は

つまり、窓の大きさや数、間取りや建物の広さによって変わるということです。

そのため、各ハウスメーカーが公表している断熱性能ＵＡ値は、あくまで参考程度にとどめておく必要があります。

ハウスメーカーの決め手は？後悔しない選び方を徹底解説＞＞

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地域差や住宅のグレードによって実際の数値は異なる

ハウスメーカーが公表している数値は、各社の「グレード」「地域」によって異なります。

つまり、ハウスメーカーによっては

といった具合で、ばらつきがあるわけです。

今回ご紹介したアイフルホームは

上記のようにUA値が変わります。

一条工務店は全地域でUA値０．２５となっているなど、ハウスメーカーごとに違いがありますので、あくまで参考程度に見る方がいいでしょう。

快適な高断熱住宅を簡単に比較する方法とは？＞＞

【体験談】高断熱住宅に住んでわかった真実

高断熱住宅のメリット

実際に高断熱住宅に住んでいる私が感じたメリット・デメリットをお伝えします。

①夏涼しく冬暖かい＝部屋を広く使える

屋外の気温変化に左右されにくいので、室内温度を一定に保ちやすく、夏は涼しく冬は暖かい快適な生活を送れます。

ただし、エアコンや暖房を使わないわけではありません。

断熱性が低い賃貸アパートに住んでいたころ、リビング以外は冷暖房が効きにくいこともあり、物置になってる部屋がありました。

部屋を物置としてつかうのは、スペースの無駄ですよね。

その部屋の分も、家賃や建築費がかかっていますので、お金も無駄になります。

つまり、断熱性能が高いことで

できるメリットがあります。

②光熱費が安くなる

国土交通省では、省エネ住宅にすると年間の光熱費が約２０万円、節約できると試算しています。

引用・国土交通省ホームページ

あくまでこれは試算ですので、実際のところはどうでしょうか。

高断熱住宅に住む我が家を例に比較してみましょう。

高断熱住宅に入居する前後で比較してみました。

部屋の広さが２倍近くになっているにもかかわらず、光熱費は下がっていますね。

さらに高断熱住宅の場合は

と快適な生活をしていました。

我が家は昨今の電気代高騰や生活スタイルの変化によって、光熱費は増加傾向にありますが、高断熱住宅のおかげでその影響も最小限に抑えられています。

（参考）最近の我が家の電気代

	年間光熱費（円）
2022年	112,597
2021年	93,374
2020年	82,559
2019年	80,583

③騒音が軽減される

断熱性能の高い窓や壁は、外部の騒音を遮断する効果があります。

実際、我が家も外部の環境音があまり聞こえなくなりました。

は、明らかに小さくなりました。

落雷や大雨の音は、子どもが不安を感じやすいので助かりますね。

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④入浴事故リスクの低減

ヒートショックによる入浴事故リスクが低減されます。

居間や脱衣所の室温が18℃未満の住宅では、入浴事故リスクが高いとされる“熱め入浴（42℃以上）”が約1.7倍に増加します。
また、部屋間の温度差をなくすために居室だけでなく、家全体を暖かくすることが重要です。

引用：国土交通省ホームページ

また、いくらお湯を張っていても浴室、脱衣所は寒いですよね。

お風呂の温度も低下しにくいので、追い炊き機能を使う機会が減り、光熱費の削減につながります。

⑤健康的な生活になる

私が高断熱住宅に入居して感じたことです。

早起きによって朝の時間を有効活用できますので、趣味や仕事の準備など、やりたいことができるようになります。

国土交通省によると、子どもが喘息になりにくくなるメリットも。

床近傍室温が16.1℃以上の住宅では16.1℃未満の住宅に比べて喘息の子供が0.5倍。

引用：国土交通省ホームページ

我が家には子どもが２人いますが、喘息になっていませんし、そもそも風邪をひきません。

断熱性能のおかげで、冬でも暖かい環境にいるのが一因でしょう。（断熱性能の低い賃貸アパートにいる時は、毎月風邪をひいていました。）

ちなみに私はアラフォーになりますが、健康第一だとつくづく感じています。

⑥結露が発生しにくくなる

断熱性能が高いと、結露が発生しにくくなります。

そのため

といったメリットがあります。

カビやダニは喘息やアレルギーの原因になりますので、小さい子どもがいる家庭にとっては、うれしいポイントですね。

高断熱住宅のデメリット

季節の変わり目は温度管理が難しい

高断熱住宅では、室内の熱気が外部に逃げにくくなり、こもりやすくなることがあります。

高断熱とはいえ完全に断熱するわけではなく、窓から差し込む太陽光によって、室温が上昇するからです。

特に、何日も連続して３０℃近くになる５月や６月は、夜になっても室温が下がらず、熱帯夜になることもあります。

このデメリットに対処するためには

ことで、快適に過ごすことができます。

しかし、防犯上、窓を開けたままにするのは難しいですし、５月に冷房を使うのは気が引けますよね。（地域によりますが）

我が家は１～２時間程度、冷房を使うことが多いです。

逆に気温が下がってくる秋は、朝晩の冷え込みに負けず、室内は暖かいことが多いです。

いずれにしても

ので、適切に冷暖房を使用し、温度を管理する必要があります。

屋外の状況を把握しにくい

メリットでもお伝えしましたが、高断熱住宅は遮音性が高く、屋外の騒音が軽減されるため、天候などの状況が把握しにくいことがあります。

また、断熱性の高さゆえに、冬場でも室内が暖かいので

といったこともあります。

天気予報で気温を確認して外出すれば問題ありませんが、子どもは薄着で外出してしまうことがあります。

ぜいたくな悩みですが、ずっと家の中にいると、季節感がなくなり、屋外の状況がわからなくなってしまいますので注意が必要です。

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断熱ランキング　まとめ

住宅を建てる際に最も重要な要素の一つが断熱性能です。

しかし、数多くのハウスメーカーが存在し、その中からどのメーカーを選ぶべきか迷ってしまうことも多いでしょう。

今回は断熱性能の指標であるUA値を参考に、各ハウスメーカーをランキング形式でご紹介しました。
本記事を参考にしながら、自分に最適なハウスメーカーを見つける手助けになれば幸いです。

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